感想

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コミック版『回復術士のやり直し』感想 1話~

コミック版『回復術士のやり直し』の感想メモ。1話から。

回復術士は、やり直す!①

小説家になろう作品で角川スニーカー文庫から出ているライトノベル『回復術士のやり直し』のコミカライズ。

最強の勇者パーティー「ブレイド(剣の勇者)」「フレア(術の勇者)」「ブレット(砲の勇者)」は魔王を相手に決戦を挑む。魔王の攻撃によりブレットは死に、フレアとブレイドも瀕死の重傷を負う。瀕死の2人はパーティーとして連れていた癒やしの勇者「ケアル」に助けを求めるが、彼は廃人のような姿で「エリクサーが無くなった時の予備」と仲間扱いされていなかった。

このケアルが主人公なんだが、回復術の設定が「相手の全てを知らないと使えない」というものであるため「回復対象の経験すべてが俺に流れ込んでくる」って過酷なもの。そのため治すためには回復対象の受けた痛みや恐怖を追体験しなければいけないので、彼自身は回復を拒んでいたら他の勇者たちから拷問を受け薬漬けにまでされ自我まで破壊されてしまった。

復讐がテーマのダークファンタジーなのだろうが、勇者たちがマジでクズすぎる。暴力で言いなりにさせたり、薬入りご飯を犬のようにがっつくケアルの姿を見てげらげら笑ったりとこんなのが勇者なのかと。まあ相手がクズであるほど復讐が面白くなるわけですけれど。